すでに見てきたように、シロアリは家の中で突如発生するのではなく、飛来してきたり、地下を掘り進んでくるのが通常です。

それで敷地内でのシロアリの活動を阻止することも重要になります。庭で発生した場合、またはそれを阻止するための方法について考えてみましょう。

シロアリが庭にやってくるまで

庭や敷地内でのシロアリ対策シロアリは木を食べます。それらはセルロースとして知られる物質で、これを体内で分解することがシロアリのエネルギー源です。この木が人間の生活や環境破壊に伴って減少したことで、シロアリも人間の生活圏にまで出てきたと言われています。

本来なら、「森の分解者」と呼ばれる彼らは森林での不要な樹木や枯れ木を処分する重要な生物であり、木を食べたシロアリが黒アリやクモなどに捕食されることで、植物からたんぱく源を生み出す存在として生態系の中で重要な役割を担っています。

それが現代社会では住宅の材木を狙って家に侵入するようになり、人にとっては家屋に被害を与える存在になってしまいました。シロアリが近くに潜んでいる場合、または近隣から派生してきた場合、敷地や庭先の樹木も彼らの食べる対象となります。

またアリの期限ともいえる土の中にもコロニーを形成するので、土を湛えた庭やスペースをお持ちの方は注意が必要です。

家の周りのシロアリ対策

庭などでシロアリ駆除や防除を行う場合、すぐに死滅させる薬剤散布「バリア工法」はあまり適していません。特に忌避性のある薬剤を使おうものなら縦横無尽に散らしてしまうことになるでしょう。ここでは「ベイト工法」がその強みを発揮します。脱皮を阻止するえさで引き寄せ、コロニーに持ち帰って共有させることで、コロニー全体での駆除を期待できます。

また、地中や木の中、根っこに潜んでいても、近くにベイト剤を設置するだけで効果を発揮でき、巣を探し回ったり一匹残らず薬剤を散布したりする必要もありません。空気や水の流れに乗って薬剤が流れ出すこともないため、雨で流れてしまうことやご近所さんへの配慮、近隣の自然環境なども気にせずに使用できます

それらもまとめて専門業者に依頼しよう

そもそもシロアリがいるか、ベイト剤が最適かを正しく判断する必要があります。やはり専門の業者に依頼し、プロの観点で正しく観察してもらうようにしましょう。

まとめ

本来なら自然の中で必要な役割のあるシロアリです。家を食い荒らす場合には害虫として考えなければなりませんが、シロアリそのものは無駄な存在ではないのが自然界の素晴らしいところです。正しい知識と対処法で、家族も自宅も自然環境も守れる最善の決定ができるのが理想です。