シロアリを退治するのにはいくつかの薬剤が存在します。それぞれ目的や効果が違い使い分ける必要がありますが、加えて毒性の強弱や他の生き物への影響なども異なります。

「ピレスロイド系」

ピレスロイド系の殺虫剤の特徴ピレスロイド系の殺虫剤は、除虫菊の花に含まれる成分を利用している合成ピレスロイドを使用した殺虫剤です。即効性が特徴で、シロアリにはけいれんや麻痺を引き起こして死に至らしめます。またヒトやその他の動物に対する毒性が低く、使用しやすいのも長所の一つです。

しかし毒性の低さから、薬材料が不十分だとシロアリが組成してしまうこともあります。シロアリに対しては、このピレスロイド系の薬剤が忌避性が強く効果的ですが、毒性の低さが影響して撒きむらのある場所から再度侵入を許してしまうこともありますので、徹底した散布が必要です。

基本的には人や動物に対する毒性が低いのが特徴ですが、魚に対しては強力な毒性が高いため(魚毒性)、コイや熱帯魚を買っている場合、もしくは池や河川の付近での使用などには十分な注意が必要です。これに類似した「ピレスロイド様(非エステル化合物ピレスロイド化合物)があり、こちらは残留性の効果と魚毒性の低さが特徴です。

取り扱いとその種類

ピレスロイド系の殺虫剤が持つ前述の忌避性とは、文字通りシロアリが嫌うということですが、上手に撒くことができないと単にシロアリを分散させるだけの結果になってしまうこともあり得えます。加えて魚毒性の高さゆえ水源近くでの使用には厳重な取り扱いが必要で、つまりは素人向きではありません。使用には十分注意してください。

これは駆除剤だけでなく、予防剤やどちらも兼ね備えた予防駆除剤など全般を網羅する種類が出回っています。ペルメトリン、トラロメトリン、予防剤としてはプラレトリン、ピレトリンなどが挙げられます。

素人向けではない

あくまで玄人向けなので、初見でこのピレスロイド系を使用するのは避けた方が賢明です。繰り返しになりますが、水源や水路に染み出してしまうと思わぬ環境汚染を招くことがあります。また、使用者の目や器官に入るとピリピリとした痛みを与えます

まとめ

このピレスロイド系という一つの種類の殺虫剤を見ただけでも数々の特徴があり、環境や駆除する対象ごとに相性があることが分かります。

そしてこういった散布用の薬剤には環境汚染の危険が潜んでおり、使用に際しては自宅だけでなく周りの家や自然環境にも気を配らなければなりません。こうした特性を十分に理解したうえで使用にあたってください。