シロアリ・羽アリ駆除で思い浮かぶのは、きっと薬剤散布でしょう。これは「バリア工法」と呼ばれるもので、一番メジャーで汎用的な方法です。

これは薬剤の性質や条件に影響を受け、また環境や家屋の状態、自然環境を考慮して行うため、一概に薬剤を撒くだけの簡単な作業ではありません。

「バリア工法」の基本

バリア工法の特徴バリア工法は薬剤散布であり、文字通り薬剤を噴霧したり塗布したりする方法です。液体を噴射するので場所を選ばず、使用する薬剤次第ですが基本的に即効性があるのが特徴です。直接塗布する場合は、蟻道や損傷個所に塗ったり、コロニーへ直に薬剤を注入することもあります。

基礎部分に小さい穴を空けて薬剤を注入したり、床下だけでなく家屋周辺や土壌に散布します。兎にも角にも直接散布することですぐに効果を発揮するのが特徴です。散布する範囲も制限がなく、形状だけで言えばどのような家屋でも対応できます

バリア工法の欠点

欠点は薬剤が周辺に影響を与えることです。散布する以上避けようのないことなのですが、薬剤の種類によっては非常に強力なものもあります。例えば、「魚毒性(魚類に対する毒性)」の強い薬剤を誤って自宅の池に散布してしまった場合、飼っているコイなどが死滅する可能性があります。

近くにある用水路や河川などに漏れたりすると悲惨な結果を招くことも考えられます。「忌避性」のある薬剤の場合は、シロアリが非常に嫌う成分が入っていますので予防効果がありますが、未発見のコロニーが残っている状態や駆除する前に散布してしまうと、かえってシロアリを拡散する結果となり、新たなコロニーや分巣を作る結果になります。

こういった薬剤の散布には十分な経験をもった職人の技術が必要です。近年では安全性の高い薬剤が開発され、危険なものは世界中で使用・販売禁止にされることが多いですが、安全といっても我が家に巣食うシロアリのみを退治し、その他のいかなる生物にも全く無害で影響のない薬剤という訳ではありません。何かしらの悪影響はあり、人はおろかペットや近隣の環境にも配慮しなければなりません。

シロアリをバリア!

バリア工法は、薬剤散布による一斉駆除、そして一定の侵入不可エリアを作り、シロアリの侵入を防ぐ「バリア」です。大抵の業者は5年補償を謳っており、継続的な効果も特徴の一つです。

まとめ

バリア工法は非常に有効なシロアリ対策です。大抵のケースではこれを採用することになるでしょう。注意すべき点は多々ありますが、プロに任せておけばそれも安心です。