伝統のバリア工法に対して近年生まれてきた「ベイト工法」は、大掛かりな薬剤散布に比べて安全で薬剤の影響がありません。

普段の状態で生活も続けられ、小さい子供やペットにも気を遣うことなくシロアリ駆除を進められます。いったいどんな方法なのでしょうか?

ベイト工法の肝

ベイト工法の特徴ベイト工法は、毒えさを持ち帰らせて巣ごと駆除するという方法です。シロアリは群れを成す昆虫であり、えさを持ち帰って備蓄する習性があるので、それを駆除剤に変えてコロニーの中から駆除してしまうので効率的であり、薬剤がどこかに漏れてしまうという危険もありません

シロアリ駆除の方向性や被害の状況にもよりますが、巣に持ち帰るタイムラグがあり、かつシロアリが十分に持ち帰ることができるようにするため、即効性はありませんが、一網打尽の可能性があるので、長期的に見れば非常に効果的です。

薬剤の種類によりますが、即効でショック状態やアレルギーを起こすものではなく、生命維持に必要な脱皮を阻害する成分を含有して死滅させます。

ベイト工法のメリット

巣の根絶が可能です。シロアリそのものにえさを持ち帰らせるのでコロニーを探す必要もなく、毒えさを入れたケースなどを設置するだけなので人・動物への悪影響や周囲の自然環境を脅かすこともありません。

シロアリの好物となるよう調合されていますが、ベイト剤そのものが臭いを放つことはなく、施工後の臭いが気になることもありません

その他の特徴

ベイト工法は、建物そのものにシロアリの侵害がない場合や、家屋の構造的に床下などへの進入が難しい、近隣の薬剤への反応なども考慮して施工されます。家屋がすでに食い荒らされている場合、ベイト工法で云々よりも即効でのシロアリ駆除が求められるので、バリア工法を採用することにあります。

ベイト工法では、そもそもバリアと呼ばれるほど侵入を防ぐことのできるバリア工法のような効果はありません。巣を根絶させるために即死させる薬剤は使用しないため時間を要し、巣の根絶まで1-2ヶ月、あるいはもっと時間がかかります。

最終的に女王アリを含む巣の中枢部に到達するのが目的です。基本的に脱皮をする生物に効果を発揮し、人やペットに影響はありません。薬剤の効果を確認するための定期的な点検が2-3週間に一度の程度で行われ、年にも数度点検があるのが通常です。

まとめ

既にシロアリの被害がある場合に使用できないのがネックですが、コロニー全体を駆除できるというメリットは、比較的高価な価格をおして有り余る価値があります。