「自分でできるシロアリ対策」。このような情報をネットなどでたくさん見つけることができますが、本当に有効な対処法や完全な駆除、種類に応じた薬剤などは意外と複雑です。

本当にひどい場合はプロに任せるよりほかありませんが、そのためにも対処法の基礎知識を知っておきましょう。

羽アリの侵入を防ごう

自分で行うシロアリ対策その1まず、羽アリの侵入を防ぎましょう。羽アリは新しいコロニーを作るために出ていく派遣部隊のようなものなので、羽アリを定住させないようにすることは大切です。この時点でも、それが黒アリの羽アリなのかシロアリの羽アリなのか見分けなければなりません。黒アリのほうは胴体にくびれがあり、完全な黒色に見えます。

しかしシロアリの羽アリは白や黄色、クリーム色のような部分が混ざっており、くびれがなく太く見えるはずです。この羽アリが出ると要注意で、街灯などに群れているときは中に入ってこないようにする必要があるでしょう。

黒アリ系であれば、一部の例外を除き(朽ちた木の中に巣を作る種がいますが、木材を食べる黒アリはいない)建物に害を与えることはまずありません。ごく基本的なことですが、そういう時期は外灯を消したり遮光カーテンをきちんと閉める等を徹底するよりほかはないでしょう。

見える範囲は自力で駆除

庭先や室内で見えている羽アリは、殺虫スプレーなどで退治できます。それが部屋や押し入れの奥から湧いて出てくるようなら話は別ですが、あくまで少数を家の外か玄関、窓際などで見かけた場合は、スプレーで一気に退治してしまうのが最善でしょう。

羽アリは繁殖してコロニーを作るのが目的ですから、住み着いてしまうのを避ければ被害が出るまでに防ぐことができます。

予防のためのその他の方法

羽アリはえさを食べないと言われています。「アリの巣コロリ」的な殺虫剤(いわゆるベイト剤と呼ばれるタイプ)は、羽アリではなく働きアリなどに有効です。こういったタイプの殺虫剤は、アリが好むえさに毒となる成分を含ませており、持ち帰った巣で一気に効果を発揮します。

これと殺虫スプレーを併用すれば最強の虫よけになる気がしますが、ベイト剤のえさを巣まで持ち帰らせるために、殺してしまったり寄せ付けない成分を含むスプレーとの併用は控えるのが最善です。

まとめ

シロアリを防ぐための特別な方法はありませんが、羽アリの侵入を防ぐことが自宅を守る第一歩となります。もし室内から大量に発生しているようであれば専門の業者に相談すべきですが、たとえ新築でも戸締りや羽アリが発生する時期の夜間の消灯を心がけてください