ここでは、シロアリの生態についてもう少し見てみましょう。実はシロアリが出たからと言ってすべてが終わりなのではなく、むしろ彼らの天敵を用いて撃退することすら可能です。

それもシロアリの生態や習性を知ってのこと。これらの知識をシロアリから自宅を守るために有効活用しましょう。

シロアリの弱さ

シロアリの天敵と意外な活用法シロアリには食物連鎖の中での立ち位置があり、家を倒壊させるほどの力があるとはいえ個々がか弱い彼らは、食物連鎖のかなり底辺に位置しています。それでコロニーを築いて数万~数百万単位で群れるわけで、一匹一匹は非常に脆く儚い存在です。

しかも集団で行動するため、自然界では目立ちやすくむしろ外敵にいつも狙われています。他記事でも述べましたが、普段見かける黒いアリはハチ科の昆虫で、シロアリはゴキブリ目の昆虫という違いがあり、この黒アリこそシロアリの身近にいる天敵です。

種が違うだけでそんなにも違いが生じるのかと驚かれる方もいるかもしれませんが、黒アリはシロアリより食物連鎖において上位にあり、彼らはシロアリを餌として認識しています。黒アリのみならず、シロアリには他にも天敵が多数存在します。

シロアリの生存術

シロアリを食物として食べるのはクモ、カエル、ツバメやスズメなどの鳥類、ある種のブタなどが挙げられます。これだけ天敵がおり、しかも群れで発見されるとひとたまりもない彼らが繁殖できるのはなぜでしょうか?それは巣を隠しているからだと考えられています。

自宅でシロアリ被害が出るまで気づかないのと同じように、自然界でも彼らは土の中や立木、枯れ木や腐った材の中に巣を隠し、女王アリを守ります。兵隊アリが外で外敵と戦い果ては捕食されても、母体となるコロニーの中心部さえ守りきれば、彼らは生き延びることができます。まさに自然の知恵です。

外敵はシロアリ駆除のサインかも

他にも挙げればキリのないシロアリの天敵ですが、彼らは逆にシロアリ駆除の専門家として考えることもできます。家の中にクモやカエルを放置できるかは私たちの趣向次第ですが、室内でなくても庭先や街頭、裏庭などでこれらの生物を見かけると、それをシロアリ発生のサインと捉えることができます。

その辺りに羽アリが群がっていないか、軒下や玄関周りはどうか、チェックするための目印として捉えると、シロアリ駆除の判断に生かせるでしょう。

まとめ

自然界は非常に繊細なバランスで成り立っています。自宅や周辺のわずかな変化にもできるだけ注意深くあり、自宅を守るために普段から観察しておくのが賢明です。